前回の投稿からはや3か月。(笑
ここ数か月は本当にジタバタしておりました。もちろん、まだ終わったわけではありませんが、ちょっと記憶にとどめておきたいと思います。
2月17日の夜だった。隣町の大きな病院から電話がかかってきた。
母親が交通事故に合って、担ぎ込まれたという。
まあ、少しけがをしたくらいで、しばらく顔も合わせていなかった愚痴でも聞かなければならんのだろう.....と病院に向かった。
待っていたのは、意識のない母親だった。当年91歳。事故の前日が誕生日だった。
医者から説明を受けて、CT画像で見たのは白く映る脳内に広がる出血だった。医者の話では、悪ければ数日、長くても数週間持つかどうかという。
思いもよらない展開だった。
加害者は30台半ばくらいの、気弱そうな男性だった。
夕暮れに、横断歩道を渡りかけた母親に気づかなかったそうだ。よそ見が原因とのこと。
正直なところ、母親とは疎遠になっていたので、今更肉親どうこうという感情はおきなかった。なので、加害者を叱責するようなこともない。逆にこちらが慰めていたような状態だった。
しばらく集中治療室にいたが、2月20日に一般病棟に移った。それでもナースセンターの目の前の部屋の一番入口に近いところだ。
これから、どうなるんだろう。
異常にプライドの高い母親だったので、そのまま死んでくれたほうが良かったかもしれない.....。尊厳死も頭をかすめる。
実のところ、僕にはほぼ親戚縁者はいない。唯一つながりのあるのが、母親の弟だ。彼もすでに84歳。いろいろと相談に乗ってもらっている間柄だ。
病院にも駆けつけてもらって、相談をしながらことを進めている。
僕がずっと海外にいる間、ずっと母親の面倒を見ていてくれた。その延長のようなものだな。
そうこうしている内に、3月も終わりに近づいた26日深夜、件の病院から再び電話があった。嫌な予感は大方当たるものだ。容態が悪化したらしい。すぐに病院に駆け付けたが、既に心停止状態だった。担当医も駆けつけてくれ、午前0時7分にご臨終の通告だった。
地元の岡崎で家族葬、そのまま岡崎で火葬した。
その後も手続きに追われ、休む間もなく特別休暇7日間を消化した。それでも全ては終わらなかったけどね。
それにしても、2019年は大きな変革がある.....と何かの占いで出てた。その通りになった。悪い方向にね。
ちょっと暗い話なんだが、モンスターに近い母親だったので、その呪縛から解放される期待もあったりする。なんとも複雑な心境ではある。
こんな事故はいつでも起こり得るし、加害者になることも十分あり得る世の中。今まで以上に注意して運転しなくちゃね。
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