2018年8月23日木曜日

ヒストリーを少々(機材編その1)

続けて台風が来ています。タイ・インド・チェコと、台風のない国を点々としてたので、今年の台風の多さにビビッてます。(笑 東海地方には今夜半に最接近します。

さて、ギターネタもついに迷宮に入り口に到達した。
人それぞれ、いいと思う音は違う。ライブなどで聴いてみて、自分の音探しが始まる。その音を作るためには、ギターを含めた機材が必須だ。だからここからが迷宮....ということだ。

まずはギター本体。いうまでもなく良い木材を良い技術で加工したもの、それが自分のスタイルに合うかどうかってことだ。例えば、やさしい音が好きな人が、価格だけにこだわってハカランダを選択すると、パリンパリンのドンシャリギターになってしまう。かといって、やわらかいマホガニーにすると音が暴れる。さあて、どこに落ちつかせるか....だな。トップ材やバック材の特性を理解して自分に合った一本を見つけることだ。そうはいっても、機材の中にはエフェクターが含まれるので、音を変えることは可能だ。もちろん、音の入り口のピックアップにもこだわる必要はある。


ということで、次はピックアップについて語ろう。大きく分ければ、マグネチック・ピエゾ・マイクに分類される。日本での主流はデュアルシステム。いわゆる二つのピックアップをブレンドする方法だ。
簡単に良い音を狙うのであれば、市販のデュアルシステムだ。一般的にはマグネチック+マイクだろう。代表的なモノはFishmanのレアアースブレンド。

アンダーサドルピエゾ+マイクってのもある。これはL.R.BaggsのAnthem。
忘れてはいけないのが、電池不要のパッシブタイプかノイズに強いアクティブタイプかの選択。まあ、ノイズに強いほうが心強いんだけど、電池(9V 006P)の交換が面倒だ。演奏のときに、いきなり電池切れで慌てることもあるしね。

日本のプロギタリストが多く使っているのがM-Factoryのデュアルシステム。これは、マグネチック+コンタクトピエゾをステレオで出力する。ちなみにマグネチックはパッシブタイプを使う。短いケーブルで専用のプリアンプへ入れるから、ノイズも乗り難い究極のシステムだ。ただし、お値段も約20万円。安いギターならば数本買えてしまうわ。

同様のシステムはEnfini Custom worksや新岡ギター教室からも販売されているので、こちらも選択肢には入るだろう。ちなみに、僕のギターにはEnfini Custom worksのBACNTというコンタクトピエゾが二つ、マグネチックにはSkysonicのT-903ってのが取り付けてある。S23-CRCTには新岡ギター教室のニコピン+Fishman Neo-Dハムバッキングが取り付けてある。

ピンからキリまであるので、目指す音と予算に応じて選べばいいと思う。


この迷宮、ブツブツ言いながらも楽しいもんだ。

2018年8月20日月曜日

アッという間の.....

猛烈な暑さも先週一杯で終わり、この週末は秋を感じさせる爽やかな天気でした。人間もギターも湿度が低いほうがいいようです。

さて、超窓際族となった今でも、楽しい休みはアッという間に過ぎていった。いつどこへ行ったかなんて定かではないけど、少しだけ記憶に残しておこう。

連休突入早々、長野方面へ道の駅めぐりに出かけた。長野とは言っても19号線沿いだから、岐阜の少し先といったほうがいいかもしれない。

まずは、奈良井宿を目指した。のんびり自宅を出発して、知多半島道路~伊勢湾岸道~東海北陸自動車道~中央高速を通り、中津川で降りる。中央高速も昔はここが終点だった。恵那山トンネルができていない頃の話だ。

19号線はスキーの往復で走りなれた道だ。いつまで経っても変わらない。塩尻手前の奈良井宿、今回は一番入り口の駐車場に入れた。ラッキーである。

少し散策をしてから、楽しみにしていた蕎麦を食べた。家内はクソ暑いのに『とうじ蕎麦』を食べてた。
今回巡った道の駅は以下の通り。もっとも塩尻寄りのならかわから、中津川へ下りながら立ち寄った。
日義木曽駒高原
大桑
奈良井木曽の大橋
木曽ならかわ
三岳
木曽福島
木曽川源流の里 きそむら
中津川へ戻ると、今までの山間から平野部へ出る。一気に空が広くなる。中津川ではいつも立ち寄る『すや』で冷やしぜんざい。併設されている(かや)という甘味処だ。
『すや』ってのは、栗きんとんのお店。恵那の川上屋が有名なんだが、僕はこっちがいい。立ち寄ったのは西木店。栗って字を分解すると西と木に分けられる。これが店名の由来だそうだ。の店舗はすべて栗の木で建てられたんだそう。徹底しとるわ。秋には栗のぜんざいも食べられるが、まだ少し早かった。

秋になると、JR中津川駅横の観光案内で栗きんとん食べ比べセットが販売される。いろんな店の栗きんとんが味わえるからお勧めなんだが、売り切れるのは早い。

半田運河 キャナル・ナイト
ネットで見つけて、初めて行ってみた。近くに住んでいるのに行ったことがないと....よくある話だ。
LEDボールをもらって、一斉に投げ込む
屋台も最近は車で来るものが増えたね。昔の露店とはえらい違いだ。なんかスマートだわ。もう寅さんの時代じゃあないんだね。

このまま連休を終わらせると悔いが残る.....いつもの悪い癖だ。なので、今度は三重方面の道の駅巡りに出かけた。

やっぱりのんびりと自宅を出発して、知多半島道路~伊勢湾岸道で四日市まで。ここで降りるには訳がある。予てから行ってみたかったマグロのお安い食堂があるのだ。大遠会館まぐろレストラン
中トロの定食が1,350円!
チェコならひと財産必要なくらいだ
少し早い昼食を済ませ、満腹状態で国道1号線を亀山から関へ向かう。
まずは関宿の道の駅でスタンプをゲット。すぐ近くの観光駐車場へ移動する。こういった観光地の駐車場情報が分かりづらい。タイやインドは運転手がいたからいいけど、チェコでも到着するまで心配なのだ。だからネット情報とカーナビのハイブリッド方式が無難だと思う。
関宿の町並み

古い店が立ち並ぶ
関宿も古い町並みが残る。奈良井宿ほど有名ではないのか、観光客は少ない。

岐路、菰野町へ回って、たまたま入手した無料券で入浴。アクアイグニスは知多半島道路のレストランにも進出している。

そんなこんなで、高校野球を久しぶりに生で観つつ、ギターには触れずに終わった連休だった。そうそう、モールドが剥がれてきたFurch S23-CRCTのケースをやっと直した。

2018年8月10日金曜日

ヒストリーを少々(続けて高額ギター編)

台風が続いています。暑い日も続いています。地球温暖化なんて規模じゃないです。ホントに暑くてどーにもなりません。先日、故障してすぐに発注をかけたエアコン、やっと今日取り付けてもらえそうです。これで連休中はギター三昧かも。(ないない)

貝殻装飾のお高いギターを買ってしまった。A型なのにふんぎったもんだった。一旦タガが外れると、大人の趣味は際限なく拡大していってしまうもんだ。ここで踏みとどまれればプレーヤー、ひたすら買い続ければコレクターになる。僕はと言えば、もちろん踏みとどまった。だってお金ないもん。


幸いな事に、OFF会を通じていろんな人たちと友達になれた。もちろん、いろんなギターとも友達になれた訳だ。そんな折、一度だけ弾かせてもらったのがマーチンOM-42カスタムだった。何がカスタムかというと、マホガニーサイド・バックのギターだった。こいつは軽やかに鳴った。一発でマホガニーのギターが欲しくなってしまったのもしかたがないことだった。もちろん、たやすくマーチンなんぞは買えやしない。


ちょうどその頃(2002年)、日本のギター老舗のモーリスがフィンガー・ピッキングに特化したSシリーズってのを世に送り出してきた。俄然興味がわいたね。もちろんマホガニーのギターも含まれていた。Lakewoodを買った楽器店で試奏をお願いしておいたら、正式な発売前に展示品が試奏用に届いた。選んだのはS-96という、少しボディーの大き目のギター。
B-BANDのデュアル(ピエゾ+マイク)のピックアップもついていて、薄いネックと652mmのロングスケール。鳴りもよかったので、即決で予約をした。なにげにソモギに似てない事もない。(笑


しばらく満足して弾いていたが、ピックアップは使った事がなかった。だってステレオのケーブルなんか持ってなかったからね。自分で半田づけすりゃ良かったんだが、思いもしなかった間抜けさ。(笑


別の知人からは、いいギターを一本買わないか?って打診された。実はこのギターメーカーには思い入れがあった。大阪のギター仲間がギターの展示やらプロの演奏やらを企画してたので、それに参加した。今のサウンドメッセの前身に当たると思う。ここで出会ったのがAlbert & Müller(アルバート&ミューラー)のS-6。これはハカランダを使ったスロテッド・ヘッドのギターだった。まるでピアノのような音色にノックアウトされてしまった。そんなこともあって、知人宅へ伺って試奏、そのまま持ち帰るという暴挙に出た。(笑 ただし、売ってもらったのはS-3というブラックウッドを使用したタイプだったので、同じ音が出るわけではない。それでも硬いブラックウッドの音はたいそう良かった。


別にギターに飽きてしまう訳じゃあない。弾き込んでくるとどうも音に違和感が出てくる。というかなんというか。いや、単に新しいギターが欲しかっただけなのかもしれない。


S-96のネックから異音が出るようになった。フレットではない。きっとロッドだろう。メーカー送りにしても直らなかった。困ったね....。


そんな折、巷ではFurch(フォルヒ)ってチェコ製のギターの口コミで賑わっていた。調べてみると、確かに安い。けど音はどうなんだ。弾き易さはどうなんだ。確かめるために輸入代理店のスタジオ・エムへ行ってきた。


つづく.....

2018年8月7日火曜日

ヒストリーを少々(初めての高額ギター編)

今日は久しぶりに雨です。いやあ、うれしい雨ですね。これで少し涼しくなってくれるといいんですが。


一瞬にしてソロギターどっぷりはまってしまったわたし。一応、人に聴かせられるまで、どのように上達したのか?ってのを書いておこうと思う。

日本でのソロ・ギターの起源は中川イサトだと知った。彼はもと五つの赤い風船のメンバーだった。ちょうどその頃、サントリーウーロン茶のCMは奥居香(現岸谷香)があの蘇州夜曲を歌っていた。これが好きだった。ネットで調べてみると、中川イサトのTAB譜があることを知り、速攻で注文した。この曲が好きで、二胡まで始めちゃったもんね。(笑




この楽譜集にCDは付属していない。だから原曲も知らぬまま弾いていた。収録されているCD『SAYONARA』は既に廃盤になっていた。中古CDを探しまくって、手に入れたのはチェコに駐在しているときだった。今では演奏を始めるときには必ず蘇州夜曲から始める。ほぼ初めて弾いたソロ曲なので、思い入れがあるのだ。

1998年にはこんな本に出会った。内容は、岡崎倫典とか吉川忠英のソロ曲とTAB譜が掲載されていた。もちろんCD付き。

岡崎倫典は『めざめの瞬間 -Pastime-』と『雲の上の小さな島』、それに吉川忠英の『ウラハラへの道』と『アレンの草原』。いずれも画期的だった。とても一人で弾いているとは思えなかった。
最初にトライしたのは『めざめの瞬間 -Pastime-』だったが、初めてのオープンチューニングでCGDGCD。当時はクロマチックチューナーを持っていなかったので、チューニングだけでえらく時間を費やした記憶がある。それで弾けたのかって?.....無理だった。初心者にはハードルが高すぎたのだ。ならば...と次にトライしたのは『雲の上の小さな島』。こいつはレギュラーチューニングだったので、それっぽくは弾けるようになった。たしか数ヶ月は費やしたようだ。

次の年もアコースティックファンフェアへ行った。この時には、ネットを通じて知り合った近隣の知り合いができた。N氏だ。その方からのお誘いもあって、フェアの後にOFF会(演奏会)へも参加することになった。フェアを終えて、土砂降りの中を会場に向かった。場所は羽島市。某電機メーカーの施設を借りていてくれたのだ。持ち込んだのは唯一のギターだったYamaki。演奏したのは蘇州夜曲だった。これしか弾けなかったもんな。このOFF会には岸部眞明が来てた。当時はあまり知らなかったけど、プロだと聞いた。その演奏もすばらしいものだった。もちろん、参加されたアマチュアの方の演奏もすばらしかった。OFF会は明け方まで続いた。(笑 あんな風に弾けたらええなぁ....と夢心地で明け方に帰路についた。

要は、いい音楽をたくさん観て聴いて、好きな曲をたくさんコピーすること。さらに、人前での演奏をすること。できればいいギターを持つに越した事はない。高価じゃなくてもいいから、キチンと弦高が調整されたギターが必須だと思う。こんなんがギター上達の近道と言えそうだ。


その後、小松原俊・岸部眞明などのCDと楽譜を出る都度買っていった。CDの中の数曲をコピーした。弾けるようになったものやら諦めたもの、コスパは大層悪いに違いない。

なんかね、楽譜を買うと満足しちゃうんだな。ホラ、用もないのに会社の往復にビジネスバッグに書類入れて持ち帰るでしょ?それで仕事する?しないよね。それと一緒さ。(笑


そんな頃に購入したのが、マーチンOOO-28SQだった。これは、当時大須にあったSoloという店で購入した初めての高額ギターだった。もちろん中古委託品で価格は18万円。それでも抱いて寝たいくらいのモノだった。Hey Heyを弾くと、なんかEric Claptonになりきれてた。(笑

SQというのはSquare Rod(スクエア・ロッド)がネックに仕込まれているタイプ。ネックが反っても修正はできないが、反りにくく作られている。これに対してAJ(Adjustable Rod)ってのがあり、これは調整可能な一般的なもんだ。どちらがいいのかってのは、分からないが、一般的にSQは音が太いと言われているが、僕には分からない。

我々の年代ではマーチンってのは憧れだった。日本で初めて故・加藤和彦がD-45を購入した。続いてガロも買った。有名人はマーチンだった。



しばらくマーチンを弾き倒してくると、音的に満足できなくなってきた。どうも音が薄っぺらなのだ。今で言うと鳴らないギターだった。それにショートスケールのOOOタイプだと、オープンチューニングで6弦を下げるとビビるしダレるしシャープする。そんな事もあって、次の候補ギターを伺っていた。

そんな折、件の知り合いN氏から演奏会をするってお誘いがあった。OOO-28SQを持って出かけてきた。この時は小松原俊の『くじら』を演奏したと思う。その演奏会でN氏のギター(James Goodall)にはピックアップが取り付けてあった。今にして思えばマグネットをサウンドホールに付けてあっただけだったんだが、きれいに伸びるサスティーンに感激してしまった。早速、買ってきたのはこんなのだった。

まあ、あるだけマシって感じ。いよいよピックアップの泥沼にはまり込んでいくのだった。(笑

2018年8月6日月曜日

週末の道の駅めぐり

死にそうなくらい暑いです。名古屋も観測史上の最高気温を更新。これから先、地球はいったいどうなってしまうんでしょうね。


さて、この週末は久しぶりに道の駅めぐりに出かけてきた。


土曜日
いつものことながら、唐突に出発を決める。だから家内は嫌がるのだが、お構いなし。(笑
ガソリン代がかかるだの、高速代が高いだの、家内は文句を言うのだが、これは必要経費なのだ。


さて、愛知県は既に完全走破してしまったので、次は岐阜をめぐりたいのだが、先日来の豪雨で通行止め区間も残っている、なので西濃を攻める事にした。


最初の目的地は今年オープンした大野町にあるパレットピアおおのを目指した。知多半島道路で名古屋まで出て、そこから名四国道で桑名、そこからは国道258号で大垣経由道の駅へ。
やっぱり新しいところは気持ちがいいね。
美濃のモノを売る店と見当はつくが....某司会者のパクリだ
ちょうどお昼になったので、先日テレビで見てた鮎料理の店へ。
千八百円で鮎3匹ならばOK
満腹に居眠りしそうになりながら、その後めぐった道の駅は以下の通りだ。
・夜叉ヶ池の里さかうち
・星のふる里ふじはし
・夢さんさん谷汲
・織部の里もとす
・富有柿の里いとぬき
・池田温泉
合計で7箇所を制覇。しかし、岐阜県には56箇所も道の駅がある。今回でやっと15箇所。達成率はわずか27%にすぎない。まだまだ先は長いぞ。
帰路はアクアウォーク大垣で夕食、イオンモール桑名で休憩。ここは昔マイカル桑名だったところ。石榑(いしぐれ)峠(酷道421号で標高690m)に出没していたころによく立ち寄ったところだ。その石榑峠も今や三重県側からは通行できないらしい。
それから桑名を経由して川越から伊勢湾岸道~知多半島道路で帰宅した。


日曜日
怠惰な休日を過ごした。唯一ガソリンを入れて洗車をしたくらいだ。念願だったフロントガラスの内側を徹底的にきれいにしたぞ。フロントに着いた虫の死骸も除去した。
夜になって外食した後に、近所のミスドでチーズタルドを買ってきた。新製品には目がないのだ。(笑
フレンチクルーラーの二倍以上のお値段だったが、意外とアプリコットが美味かった。けど、もう買わないわ。

2018年8月1日水曜日

ヒストリーを少々(ソロ突入編)

相変わらず暑い日が続きます。あっという間に8月に突入しました。日本人に戻ってから既に4ヶ月が経ちました。早いものです。この調子で早く引退したいですね。

ソロギターはどうやって始まったんだったか。

学生時代は下宿してたから、ギターからは遠ざかっていた。再開するのは、会社へ入社してからだ。

独身寮へ入った。いまどきは考えられないけど、八畳に二人が住む男所帯だ。フォーク好き、ギター好きな連中も何人かいたので、夜はギターをかき鳴らしたりしてた。

何度か部屋を変わるうち、たまたま同室になったK氏が持っていたのが、Yamaki No.1150だった。彼が1969年製のMartin D-45の購入資金にとYamakiを買ってくれ...と打診された。当時はそんなにいいギターだとは思っていなかったけど、D-45の足しにと5万円で引き取った。

K氏は大学時代からギター弾きだった。だから上手い。よく弾いてくれたのがAnji。この曲が初めてのソロ曲だったような気がする。教えてもらって何とか弾けるようになった。残念ながら、もう忘れた。(笑 レギュラーチューニングだから、試奏の時なんか、弾けるとかっこいいぞ。
次に教えてもらったのはラグタイムギター。
K氏が買ってきたTAB譜付きのこのLP(CDじゃないよ)。これがStefan Grossmanの名前を知るきっかけだった。このラグタイムってジャンルは、なかなかに軽快でよろしいな。日本では打田十紀夫が有名だね。
こんなもんも買ってきて、The entertainerを必死で練習してた。レギュラーチューニングだから、弾けるとかっこいいぞ。
ソロだけじゃなく、K氏とはSimon & GarfunkelとかPPMとかかぐや姫とか、脈絡のない曲を一緒に弾いたり歌ったりしてた。しばらくして、K氏は結婚して寮を出た。

ほどなくして、僕も結婚して寮を出た。再びギターは沈黙する。再開したのは、1998年あたりだった。

当時、知多市に住んでいて、近くの東浦町にTime Lagってギター・ショップがあることを見つけた。そろそろギターを再開しようと思ってた矢先だった。なので、Yamakiを持っていって、メンテしてもらおうと思ったのだ。

ここではギターの濃~い話を聞かせてもらった。店長さんはかつて東海楽器に勤めてたそう。Yamakiを見せたら、バック材のハカランダに驚いていた。そこで初めてこのYamakiが凄い奴だったんだ....と認識した。(笑

同じ頃、刈谷市でアコースティック・ファン・フェアってのが開催された。超初心者には少々敷居が高いが、勇気を出して行ってみることにした。出会ったのは、中学の時の同級生と小松原俊だった。
いろんな店を覗き込んで歩いてた。ある店で品物を物色してると、何か視線を感じた。店主がじっとこっちを見てる。まけじと僕も店主を見た.....あっ、お前......!って感じでの再会だった。

彼はS.Yairiに勤めていたそうだ。矢入貞夫さんのヤイリギターね。ここが店じまいしてから、岡崎でギター屋をやっていると。だから彼の店のサイトにはS.Yairiのデータがしっかり詰まっている。

フェアでの出し物に、アーティストの演奏があった。聴いたことはなかったんだが、小松原俊のステージを申し込んでおいた。タダだったから。(笑

普通はアーティストがステージの上で観客は下にいる。当たり前だけど。ところがこの時は、スペースの都合だったのか、アーティストと観客はステージの上で膝つき合わせてた。(笑

そんな目の前で、『くじら』とか『Voyager』を聴いてしまった訳だ。そりゃあ、あーた、衝撃ですよ。

そんな訳で、一瞬のうちにソロにどっぷりはまってしまったとさ。


つづく....