2018年12月21日金曜日

久しぶりの再会

いい天気が続いてます。曇ることはあっても、青空の見える冬もいいものです。チェコの冬はずっとどんよりしてましたから、日本の冬晴れはきもちがいいです。

さて、先週末のこと。
プラハで住んでいたアパートのオーナーが来日した。別に金を取り立てに来たわけじゃあない。(笑
彼は元ウィーンフィルの第2バイオリン奏者。バイオリン奏者ってだけでも良さそうなもんだが、なぜか第2バイオリンだと言う。ちょっと格が違うのか?
チェコ語では、Tomáš Vinklát(トマーシュ・ヴィンクラート)と言うのだが、このポスターの名前は変だ。きっとチェコ語が読めない人がそれらしく訳したんだろう。
ピアノ伴奏は、レナタ・リチノヴァスカさん。チェコ語ではRenata Lichnovská(レナタ・リフノフスカー)なので、やっぱり適当な翻訳だ。名前だけにちょっと失礼な気もする。オーナーの彼女と聞いていたんだけど、新聞記事によると夫婦になってる。結婚したんだろうか?新聞記事はこちら

東名高速の御殿場I.C.で降りて、いつもの蕎麦屋で昼食。
その後、須走の浅間神社を参拝して一路河口湖へ向かう。
静岡側では雲がかかっていたけど、山梨川へ来てみると....この絶景。

コンサートはクラシックの知らない曲ばかりなんだが、ヴァイオリンの優しい音色に癒された。終わってからしばらく近況報告など話し込んで、来年の再会を約束してホテル泊。

翌朝も良く晴れ渡った。
ホテルを出発して忍野八海へ。
どこへ行っても中国人が多いわ。
お昼前になって、山中湖でほうとうを食す。この店はハズレだった。観光客しかいないから、嫌な予感がしたんだが、予想通り固いカボチャは溶けもせず、とろみも深みもないほうとうだった。この店はお勧めできないな。
せっかく遠いところまで来たんだからと、御殿場のアウトレットを覗いてみた。えらい人だわ。
誕生日の記念にと、L.L.Beanでコートを購入して御殿場I.C.から新東名に乗った。

夕刻になり、腹も減ってきたので浜松で途中下車。浜松餃子を食して帰宅した。
走行距離は650kmを超えてた。インプレッサの積算距離も15,000kmを超えた。EyeSightを使って、らく~に走れた。旧東名に比べて新東名は交通量も少ないし、いい道だった。

2018年11月19日月曜日

クラシックカーフェスティバル

いい天気が続きます。気温もそれなりに下がってきて、秋真っ盛り。紅葉も見ごろだし、どこかへ出かけたいのですが、人ごみを思うと尻込みしてしまいますね。

さて、そんな日曜日にクラシックカーフェスティバルが地元で開催された。車好きま年寄りが、当時の車に出会えるめったにない機会だ。テンション上がるわ。

面倒だから、写真の羅列でね。
左:マツダ・コスモスポーツ、右:トヨタ800

左:トヨタ・パブリカ、右:ホンダS800

マグマ大使にも登場してたブルーバード

いすゞベレット1600GT
ユーミンのコバルトアワーにも登場するベレG

マツダ・サバンナ

スバル・レオーネ4WD

いすゞ117クーペ
ジウジアーロのデザインだ

フェアレディー初期の3連発
不思議なことに、トヨタTE27レビンは居なかった。もちろん、240ZとかGT-R(ハコスカもケンメリも)いたけど、何故か興味がわかない。(笑
けど、十分楽しめたぞ。お金が有り余ってたら、自分で揃えてみたいけどな.....そりゃ無理だ。

夜、夕食を作るのも片づけるのも面倒だったので、外食にすることにした。実は、ここしばらくテレビのCMで気になっていた物がある。吉野家だ。
牛すき鍋膳 690円也
いや、予想外に美味かった。

2018年11月12日月曜日

秋たけなわ

しばらく投稿が空いてしまいました。秋たけなわです。
昨日は無料券をゲットしてV.Leagueを観に刈谷まで出動してました。女子は世界で活躍してますけど、男子はイマイチなので、もうすこし頑張ってほしいところです。

さて、相変わらず五十肩の痛みが続いている。なので、一向にギターへ向かう意欲が湧いてこない。五十肩ではなくても、たまーにこういう状態に陥るときがある。カンフル剤が必要なのであるが、これといって食指を動かすものも見当たらない。
こうなったら、じっと待つしかないのであるな。(笑

実は10月から異動になった。
帰国してからは、教育部隊に籍を置いて、細々とテキストなんぞを作っていたのであるが、基幹系システムの再構築が停滞してるので、そのカンフル剤にと請われた訳である。いやいや、カンフル剤が必要なのは僕の方なんだがね。

仕事の環境も変わり、辺境に位置する教育部隊とは様変わりしてしまったので、のんびりとブログ記事を書くわけにもいかなくなった.....ってことなんだ。

異動するのは嫌だったんだが、再雇用で給料が二倍....となれば、これは受けるしかない。それでなくとも再雇用の給料では少なすぎてやっていけない。高齢者再雇用給付金はもらえるようにはなったんだが、給料が二倍になってしまったので、これもなくなる。あ~、良し悪しじゃね。

そんなこんなで、まだ生きてはおります。
ギターヒストリーも一話を残すところ。時間を見つけて決着をつけますぞ。

2018年10月5日金曜日

ヒストリーを少々(ギター増殖編①)

毎週末に台風が到来しています。今週末にも25号がやって来ます。今回は少し日本海側に逸れていくようなので、直撃は免れそう。それでも屋根の瓦が心配です。

ある時、OFF会で知り合った近くの方を訪問する事になった。なんでそうなったかは忘れた。このお方、OFF会に持ち込んできたのはErvin SomogyiのOMだった。そんなお金持ちなのである。彼の自宅には完全空調の部屋にたくさんのギターがあるらしい事を聞いていた。なので、弾き倒してやろう....と。(笑

ギター関係の友人ができてくると、頼み込んでさまざまなギターを弾く事ができる。自分に会う音ってのはどんなんだろう?って疑問も一部は解消されたりする。弾き易さと音の調和、てか妥協点。

たまたまその時に弾かせてもらったのがMartin OM-42 Customだった。OM-42はマーチンでもなかなか上位に位置するお高いモデル。弦長はドレッドノートと同じで、ボディーはトリプルオーと同じだ。42シリーズだから、貝殻細工もキラキラしている。さて、このカスタムってのがポイントだった。レギュラーのOM-42は、スプルースのトップにインディアンローズのサイド・バックなんだが、このカスタムはマホガニーのサイド・バックだった。その軽妙な鳴りに心をつかまれてしまった。

だけど、そうやすやすと買えるような代物ではない。なのでここからしばらくマホガニーのギターが欲しくてたまらなくなった。そんな頃にリリースされたのがモーリスのSシリーズだった。

もちろん、カタログスペックに飛びつけるほど裕福ではない。国産とはいえ、20万円ほどもするからだ。弾いてみなくちゃ決められない。Lakewoodを購入した島村楽器に無理を言って、東京で出展されていたショーモデルを取り寄せてもらった。頼んだのはS-96というモデル。

試奏した個体、弦はほぼ死んでいたけど、トップ材がシダーということもあってか、ずいぶん鳴りの良いギターだった。ネックもすごく薄くて、押弦も楽だった。もちろん発注してしまったわ。ボディーの形がソモギのMDに似ていたのも大きなファクターだったことを白状しておこう。

低い弦高と薄いネックのおかげで、ずいぶんと上達できたような気になったのはいうまでもない。演奏会にも持ち出したが、この程度の価格のギターが話題に上る事はない。
現在でもS-96Ⅲとして生産は継続されているようだ。これにはB-Bandのピックアップも付いていたが、使った事がない。

そうこうしていると、友人のギター弾きからAlbert & Mueller S3 Blackwoodを買わないか?と打診があった。サイド・バックがアフリカ産のブラックウッドだから、かなり硬いはずだ。僕はどちらかといえばはっきりした音が好きだったので、その友人が『きっと合うぞ』と提案してくれたのだった。

友人のお宅まで試奏しに出かけた。会計士さんなのでお金持ちだわ。それは別として、ネックに打コンはあったものの気に入った音だった。せっかくの提案だったし、買うことにした。押しには弱いのだよ。その友人の持ち物はケヴィン・ライアン。それはそれはお高いギターなのだ。

それにしても立て続けによく買ったもんだ。これでドイツ製のレイクウッド含めてギターが二本になった。

2018年10月4日木曜日

釣名人の効果

ホントに今年は台風の当たり年だ。21号で瓦8枚が飛んだ。修理には10万円以上かかった。直したと思ったらすぐに24号が来て、直したところの瓦1枚が飛んだ。すぐに直してはもらったが、請求は来るんだろうか?それとも保証範囲なんだろうか?
今週末には25号がやってくる。どうなることやら。

さて、久しぶりにギターの話題。

このブログでも釣名人のことはこちらで書いている。爪の補強のためなんだが、日常生活での爪の割れを防いでくれる。そう思って使っていた。ところが、ここしばらくで気づいたことがある。

鷲爪のことは、別のブログのこちらで書いている。鷲爪ってのは、手のひら側に爪がダレてくる状態のことだ。いわゆるカギ爪のようになるので、弦を弾く時には引っかかる。
ジャスティギターさんからお借りしました。
クラシックであれば、弦に対して指を直角に当てて弾くんだろうから、鷲爪ってのは脅威なんだろう。アコギでは、どちらかといえば斜めに指を当てて弾くから、爪の頂点より親指側が弦に当たることになる。だからさほど気にする必要もないかもしれない。それでもたまに引っかかることはあるのだ。
こちらからお借りしました
で、釣名人なのであるが.....

補強のためにティッシュ1枚を釣名人で爪の表面に貼り付けている。とうぜん爪先の補強はできるんだが、どうやら爪先を上(手の甲方向)に引っ張る.....というか、ダレを防ぐ効果があることが分かった。

なので、今では爪が引っかかることもなくなった。僕の爪はさほど長くない。だから効果があるのかもしれない。もっと伸ばしたらどうなるのか?は検証できてはいない。それでも多少の効果はあるように思える。

2018年10月1日月曜日

台風一過.....再び

昨日の台風24号、やっぱり強烈でしたね。なにせ、名古屋直撃だったわ。伊勢湾台風と同じコースで、しかも満潮にかちあうという、どうしようもない状態でしたが、なんとか無事に乗り切れました。乗り切れたとは言っても、屋根瓦が一枚飛びましたよ。(涙
先日の台風21号で屋根瓦が飛んで、近所の屋根屋さんに直してもらったばかりの瓦が飛んだ....。せっかく10万円以上の修理代を払ったのに......だ。
もっとも、共済保険の申請をしておいたから、それなりの見舞金は出るはずだからいいんだけど。これほどの台風が連続して上陸するのも珍しい。今年はこれっきりにしてほしいもんだ。

それにしてもこの24号はデカかった。上陸しても台風の目がはっきりしてたからだ。上の図では名古屋を直撃。なので、我が家も台風の目にスッポリ入った。

ついさっきまで吹き荒れていた風がぴったりと止んだ。ほれ、映画の『The Day After Tomorrow』で低気圧の目に入ると、急激に気温が下がるって描写がある。
この後、冷気が一気に降下してきて、星条旗がピシッと凍る。この時の一瞬の静寂。
この目みたいだった。突然静かになった。これほどはっきりしているのも珍しい。

静かになった隙に、速攻で眠った。0時過ぎのことだった。

翌日の今日、台風一過の秋晴れとはいかなかった。それでも雲は多いなりに天気は回復したようだ。

2018年9月24日月曜日

西村歩ライブ

この週末はいい天気でした。今日もいい天気なんですが、秋分の日にもかかわらず、某自動車グループは仕事です。これもしかたがないんでしょう。けど、もう少しの辛抱でこんな生活ともお別れです。

さて、土曜日は映画、日曜日はライブを楽しんだ週末。

映画は既に原作を読んでいた『コーヒーが冷めないうちに』。4本の短編をうまくつなげていた、なかなかに泣ける映画だった。帰宅した夜には、以前録画しておいた『あん』を観た。これも良かったわ。

続いて日曜日はライブ。場所は各務原にあるカフェ。遠いわ....。

途中で予てから食べてみたかった岐阜タンメンを食した。
半田市には有楽タンメンって店がある。以前PS純金でも紹介されてたんだが、この店の元になったのがこの岐阜タンメン。要するに有楽タンメンはパチもんなのである。


少し早めに出て、アクア・トトぎふを観に寄ったんだが、駐車場は満車。遠く離れた駐車場だったし、人出も多かったので止めた。

ごそごそしているうちに、開場時間も近づいたのでカフェを探して到着した。16時開場なのに30分ほど前に着いてしまった。同時に隣に来た車から、西村歩さんがギターを抱えて出てきた。(笑
30分ほどの音出しが続いて、開場となった。もちろん最前列かぶりつきで観させてもらった。全部で10人もいなかったよな。少し寂しめの観客数だったけど、16時半から夕刻の時をまったりと過ごした。
R-zero TravelerとLXP-1
いい音出してた
西村さんのライブには初めて行った。以前、チェコにいるときにJ-SongsのCDと楽譜を購入していたが、彼のオリジナル曲、実は聴いたことがなかった。

最近のトレンドであるネイルアタックはあるものの、意外とメロディアスな曲が多かった。ちょっと好きかも。なので、持っていなかった一枚目のアルバム『emotion』を購入して、帰路の2時間はずっと聴いてきた。そのうちTAB譜も買う事になるんだろうな。
TAB譜を買うと、弾けた気になってお蔵入りするんだろうな....。(笑 これもアマチュアギタリストあるあるだ。

2018年9月20日木曜日

五十肩

秋の長雨も本格化してきました。今日は雨。やっぱり雨はしっとりと降るに限ります。

さて、帰国してから一度だけゴルフの打ちっ放しへ行った。アイアンはいいんだが、ドライバーが安定しないのはいつもの事だった。

ところが数日の後、左肩が痛くなってきた。数ヶ月も前の事だ。
ここしばらく、寝返りをうつ都度痛みに目が覚めてしまうことが続いていた。肩が抜けるような痛みも出てきて、これはマズいと思った。

昨日は、休みをとって医者へ行ってきた。地元の整形外科で、インド赴任直後に発症した坐骨神経痛の時にも一時帰国の際お世話になっている。

この医者、痛い場所を特定するのに、痛みが出るように動かすので、そりゃあ痛いのだ。(笑
なので我が家ではこの医者の事を『悪代官』と呼んでいる。顔かたちが時代劇に出てくる悪代官にそっくりなんだが、悪くはない。地元ではお年寄りには人気の医者なのだ。

イテテテ.....と呻きながら診察を終えると、『はい、五十肩です』と言われた。60歳をとうに過ぎてるのに。

それでも注射と湿布を処置してもらって一晩。左肩はずいぶん楽になったし、昨夜は目が覚めることもなく今朝を迎えた。やっぱりプロだな。

インドで発症した坐骨神経痛は右足だった。ずっと漢方薬を飲み続けて完治したかに思えたが、今は左足に痛みが移動した。完治してくれりゃあいいんだけど、年寄りになると簡単ではないのだろうね。

一時帰国で漢方を処方してもらうまでの間、インドの漢方薬を飲んでいた。ちょっと危なそうだけど、いわゆるアーユルヴェーダってやつだ。インド人のスタッフに聞いて飲み始めたアムラー・ジュースはグースベリーの濃縮。これを薄めて毎日飲んでいた。意外と効く。

インドでも日本と同じで、新薬と漢方薬が存在する。新薬をイングリッシュ・メディシン、漢方をアーユルヴェーディック・メディシンと言う。

これらを上手く混ぜて服用するのが年寄りにはいいのかもしれない。


左手が上がらないので、しばらくギターの練習ができなかった。左肩の様子を見ながら再開しなくちゃいけない。だって、暗譜したレパートリーを忘れそうだからね。

2018年9月17日月曜日

訃報続々

樹木希林さんが逝ってしまわれました。昨日のニュースでびっくり。
昨日は、『プーと大人になった僕』を観に行って、次は『日日是好日』を観たいな....と思っていた矢先にこの訃報。そりゃあ驚きます。この遺作は是非観に行かなければ。

僕らにとっては、樹木希林というより悠木千帆の方がしっくりきます。そう、『時間ですよ』だからです。決して『寺内貫太郎一家』ではないのです。
75歳なので、僕より一回り近く上なんですが、ちょっと早すぎますわ。残念でなりません。

先日のさくらももこさんにも驚きましたが、少しづつ昭和が終わっていくような.....。

さて、『プーと大人になった僕』。主演はユアン・マクレガー。彼の出演作品は多いが、やっぱりスター・ウォーズのオビ=ワン・ケノービの印象が強い。だから、ライト・セーバーの代わりに、熊のぬいぐるみを持っていても、どうもピンと来ないのもしかたがない。ストーリーとしてはいいんだけどね。

世間は三連休なんだけど、某自動車は祝日も仕事だ。だから今日は仕事に来ている。もっと老人を労われよ。敬老の日なんだぞ。(笑

この週末の天気はパッとしなかった。だから地元の海沿いも空いていた。それを見越して、昼食に魚太郎の海鮮を食べに行った。建物の中のレストランは値段ちょっとお高めだが、外にあるファストフードはお手ごろ価格なのだ。だから人手を考えて、空いてそうであればここにはよく出没する。

この魚太郎、元々は魚の卸し業者だったんだが、東京から娘を呼び戻して社長に据えたとたんブレークしたそうだ。やってみなきゃ分からんもんだね。

2018年9月10日月曜日

伍々慧ライブ

まだ9月だと言うのに、早々と秋雨前線が横たわっています。なので今日は雨。台風が過ぎてから、はっきりしない天気が続いています。それにしても北海道の地震、被災された方々や停電の影響をこうむったかたがたは大変だったかと。復旧、がんばってくださいませ。
そうなってくると、南海トラフの巨大地震、いったいどうなってるの?いや、来て欲しくはないんだけど、気になるわ。

さて土曜日の事。いつもの知り合いのライブハウスへ出かけてきた。
伍々慧、これで『ごごさとし』と読む。少々珍しい名前だ。彼はまだ30歳。長身で若々しいギタリストだ。今回は初めてのライブだった。
既に7枚ほどもCDをリリースしている。小松原さん以上に出してるわ。


どのギタリストが好きなのか?って聞かれると、岸部さんとか小松原さんとかの名前を出す。その理由は、彼らの曲がメロディアスであるから。そんな曲が好きなのだ。


トミー・エマニュエルを筆頭に住出さん・押尾コータローなどは、派手な魅せるギタリスト。早弾きやらネイルアタックやら、叩き系のグルーヴさははんぱない。


対して岸部さんとか小松原さんとかにはその派手さはない。けれどメロディーをくっきり聴かせるのだな。聴くにしても弾くにしても、こんなんが好きだ。


この伍々さん、パーカッシヴな曲とメロディアスな曲が同居している。なかなかいいんですよ。なので、今年リリースしたCDを一枚、サイン入りでゲットしてきた。そのうちコピーもしてみよう。
帰路は雨だった。そのライブ会場の近くの名岐バイパス沿いには評判の岐阜タンメンの店があるのだが、夜も9時を過ぎた頃、やんちゃそうな兄さんがたむろしてそうなので止め、ザ・めしやで簡単に夕食を済ませて帰宅した。


次のライブは各務原のカフェで西村歩さんだ。これは9月23日。こっちも楽しみだぞ。

2018年9月5日水曜日

台風一過

いやあ、すごい台風だったですね。皆さんのお宅は大丈夫だったでしょうか?


知多半島も進路の東側ということもあってか、恐ろしいくらいの風が吹いた。おかげで、ボロ家の瓦が8枚ほど飛ばされてしまった。


台風が通り過ぎてホッとしたのもつかの間、夜半からは雷雨。この雨で雨漏りが始まり、久しぶりにバケツを置いて一晩過ごした。


今朝、近所の工務店から被害を見に来てくれて、屋根の葺き替えを勧められましたよ。これやってたら、リフォーム構想は無理だな....。それでも屋根はリフォーム以前の問題だから、なんとかせんとね。


聞くと、地区内で20軒ほど屋根瓦が飛んだんだとか。それもすべて北側だそう。


今年は台風の当たり年といわれているけど、もう十分だ。

2018年9月3日月曜日

ヒストリーを少々(もっと高額ギター編)

またまた台風がやってきます。この21号、伊勢湾台風に近いコースなので、襲来前からちょっと心配です。何事もなければいいんですが....。

あれだけ憧れたマーチン、はじめのうちは良かったんだが、いろいろなギターを触って聴くうちに、なんとも音に嫌気が差してきてしまった。こういうことは良く起こる。まあ、耳が成長したんだと思う。


そうこうしているうちに、20世紀も終わりに近づいたある日、名古屋へ出たついでにベイ・シティーで映画を観ていこうとなった。ところが残念なことに、到着したときには映画は始まったばかり。映画は次の機会にすることにして、せっかく来たんだからと半ば強引に島村楽器を覗いてみた。ここは意外とアコースティックが多く置かれている。ふんふん....と観て回ると、そこには....。


偶然出あった更なる高額ギターにちょっと引いた。ボディーの周りにはマーチンOOO-28にはない貝殻細工が、いかにも高額そうにキラキラしている。じっくり見てみると、Lakewood(レイクウッド)社のM46-1310という型番だとわかった。これはスプルース+インディアンローズの中川イサトモデル。1310と書いてイサトと読む。


ベネチアン・カッタウェイになっていて、いかにもドイツの職人が作りそうな精密さだった。このギター、定価は58万円。これが世紀末特価で半額になっていた。数日悩んだわ。


意を決して買う旨を楽器屋に伝えた。輸入代理店が近くなので、在庫を聞いてもらうと、もう一本あるという。早速、持ってきてもらって二本を弾き比べた。もちろん、さほど違うわけでもないんだが、わずかな弾き易さと木目で一本を選んだ。これが20世紀最後の買い物になった。


自宅でしばらく弾いていると、どうも弦高が高くて弾きづらい。島村楽器へ持ち込んで、サドルを新規で作ってもらった。ちょっと低めとがっつり低い二種類。結局がっつり低いのはビビリがでるので使っていない。中くらいがいいということだ。


年が明けて、ファンフェアの翌日に名古屋でOFF会が開かれる事になった。岸部さんも来てくれるらしい。それでは....と演奏曲の練習を始めた。当時は出張で天津へ通ってた頃だったので、中国シリーズで行く事にした。一曲目は蘇州夜曲、二曲目は岸部さんの揚子江だ。蘇州夜曲は既に弾けたから、揚子江だけ真剣に練習した。本人の前で演奏するわけだからね。


それとせっかくだからとピックアップを取り付ける事にした。ただ、高額ギターだから大きな改造はしたくない。選んだのはL.R. BaggsのiBeam Active。
iBeam Activeのパーツ
こんな具合に取り付けてある
仕入れと取り付けは、友人のギター屋に頼んだ。実は在庫がどこにもなくて、OFF会の直前に仕上がった。Activeってのは、バッテリーで駆動するタイプ。ノイズに強いのが特徴だ。


ピックアップを使った始めてのOFF会演奏、まあまあだったかな。


Lakewoodを仕入れたので、マーチンOOO-28SQはヤフオクに出品した。すぐに引き合いがあったので即売した。相手は高松市の歯医者さんだった。今でも元気に弾いてもらってるだろうか?




2018年8月23日木曜日

ヒストリーを少々(機材編その1)

続けて台風が来ています。タイ・インド・チェコと、台風のない国を点々としてたので、今年の台風の多さにビビッてます。(笑 東海地方には今夜半に最接近します。

さて、ギターネタもついに迷宮に入り口に到達した。
人それぞれ、いいと思う音は違う。ライブなどで聴いてみて、自分の音探しが始まる。その音を作るためには、ギターを含めた機材が必須だ。だからここからが迷宮....ということだ。

まずはギター本体。いうまでもなく良い木材を良い技術で加工したもの、それが自分のスタイルに合うかどうかってことだ。例えば、やさしい音が好きな人が、価格だけにこだわってハカランダを選択すると、パリンパリンのドンシャリギターになってしまう。かといって、やわらかいマホガニーにすると音が暴れる。さあて、どこに落ちつかせるか....だな。トップ材やバック材の特性を理解して自分に合った一本を見つけることだ。そうはいっても、機材の中にはエフェクターが含まれるので、音を変えることは可能だ。もちろん、音の入り口のピックアップにもこだわる必要はある。


ということで、次はピックアップについて語ろう。大きく分ければ、マグネチック・ピエゾ・マイクに分類される。日本での主流はデュアルシステム。いわゆる二つのピックアップをブレンドする方法だ。
簡単に良い音を狙うのであれば、市販のデュアルシステムだ。一般的にはマグネチック+マイクだろう。代表的なモノはFishmanのレアアースブレンド。

アンダーサドルピエゾ+マイクってのもある。これはL.R.BaggsのAnthem。
忘れてはいけないのが、電池不要のパッシブタイプかノイズに強いアクティブタイプかの選択。まあ、ノイズに強いほうが心強いんだけど、電池(9V 006P)の交換が面倒だ。演奏のときに、いきなり電池切れで慌てることもあるしね。

日本のプロギタリストが多く使っているのがM-Factoryのデュアルシステム。これは、マグネチック+コンタクトピエゾをステレオで出力する。ちなみにマグネチックはパッシブタイプを使う。短いケーブルで専用のプリアンプへ入れるから、ノイズも乗り難い究極のシステムだ。ただし、お値段も約20万円。安いギターならば数本買えてしまうわ。

同様のシステムはEnfini Custom worksや新岡ギター教室からも販売されているので、こちらも選択肢には入るだろう。ちなみに、僕のギターにはEnfini Custom worksのBACNTというコンタクトピエゾが二つ、マグネチックにはSkysonicのT-903ってのが取り付けてある。S23-CRCTには新岡ギター教室のニコピン+Fishman Neo-Dハムバッキングが取り付けてある。

ピンからキリまであるので、目指す音と予算に応じて選べばいいと思う。


この迷宮、ブツブツ言いながらも楽しいもんだ。

2018年8月20日月曜日

アッという間の.....

猛烈な暑さも先週一杯で終わり、この週末は秋を感じさせる爽やかな天気でした。人間もギターも湿度が低いほうがいいようです。

さて、超窓際族となった今でも、楽しい休みはアッという間に過ぎていった。いつどこへ行ったかなんて定かではないけど、少しだけ記憶に残しておこう。

連休突入早々、長野方面へ道の駅めぐりに出かけた。長野とは言っても19号線沿いだから、岐阜の少し先といったほうがいいかもしれない。

まずは、奈良井宿を目指した。のんびり自宅を出発して、知多半島道路~伊勢湾岸道~東海北陸自動車道~中央高速を通り、中津川で降りる。中央高速も昔はここが終点だった。恵那山トンネルができていない頃の話だ。

19号線はスキーの往復で走りなれた道だ。いつまで経っても変わらない。塩尻手前の奈良井宿、今回は一番入り口の駐車場に入れた。ラッキーである。

少し散策をしてから、楽しみにしていた蕎麦を食べた。家内はクソ暑いのに『とうじ蕎麦』を食べてた。
今回巡った道の駅は以下の通り。もっとも塩尻寄りのならかわから、中津川へ下りながら立ち寄った。
日義木曽駒高原
大桑
奈良井木曽の大橋
木曽ならかわ
三岳
木曽福島
木曽川源流の里 きそむら
中津川へ戻ると、今までの山間から平野部へ出る。一気に空が広くなる。中津川ではいつも立ち寄る『すや』で冷やしぜんざい。併設されている(かや)という甘味処だ。
『すや』ってのは、栗きんとんのお店。恵那の川上屋が有名なんだが、僕はこっちがいい。立ち寄ったのは西木店。栗って字を分解すると西と木に分けられる。これが店名の由来だそうだ。の店舗はすべて栗の木で建てられたんだそう。徹底しとるわ。秋には栗のぜんざいも食べられるが、まだ少し早かった。

秋になると、JR中津川駅横の観光案内で栗きんとん食べ比べセットが販売される。いろんな店の栗きんとんが味わえるからお勧めなんだが、売り切れるのは早い。

半田運河 キャナル・ナイト
ネットで見つけて、初めて行ってみた。近くに住んでいるのに行ったことがないと....よくある話だ。
LEDボールをもらって、一斉に投げ込む
屋台も最近は車で来るものが増えたね。昔の露店とはえらい違いだ。なんかスマートだわ。もう寅さんの時代じゃあないんだね。

このまま連休を終わらせると悔いが残る.....いつもの悪い癖だ。なので、今度は三重方面の道の駅巡りに出かけた。

やっぱりのんびりと自宅を出発して、知多半島道路~伊勢湾岸道で四日市まで。ここで降りるには訳がある。予てから行ってみたかったマグロのお安い食堂があるのだ。大遠会館まぐろレストラン
中トロの定食が1,350円!
チェコならひと財産必要なくらいだ
少し早い昼食を済ませ、満腹状態で国道1号線を亀山から関へ向かう。
まずは関宿の道の駅でスタンプをゲット。すぐ近くの観光駐車場へ移動する。こういった観光地の駐車場情報が分かりづらい。タイやインドは運転手がいたからいいけど、チェコでも到着するまで心配なのだ。だからネット情報とカーナビのハイブリッド方式が無難だと思う。
関宿の町並み

古い店が立ち並ぶ
関宿も古い町並みが残る。奈良井宿ほど有名ではないのか、観光客は少ない。

岐路、菰野町へ回って、たまたま入手した無料券で入浴。アクアイグニスは知多半島道路のレストランにも進出している。

そんなこんなで、高校野球を久しぶりに生で観つつ、ギターには触れずに終わった連休だった。そうそう、モールドが剥がれてきたFurch S23-CRCTのケースをやっと直した。

2018年8月10日金曜日

ヒストリーを少々(続けて高額ギター編)

台風が続いています。暑い日も続いています。地球温暖化なんて規模じゃないです。ホントに暑くてどーにもなりません。先日、故障してすぐに発注をかけたエアコン、やっと今日取り付けてもらえそうです。これで連休中はギター三昧かも。(ないない)

貝殻装飾のお高いギターを買ってしまった。A型なのにふんぎったもんだった。一旦タガが外れると、大人の趣味は際限なく拡大していってしまうもんだ。ここで踏みとどまれればプレーヤー、ひたすら買い続ければコレクターになる。僕はと言えば、もちろん踏みとどまった。だってお金ないもん。


幸いな事に、OFF会を通じていろんな人たちと友達になれた。もちろん、いろんなギターとも友達になれた訳だ。そんな折、一度だけ弾かせてもらったのがマーチンOM-42カスタムだった。何がカスタムかというと、マホガニーサイド・バックのギターだった。こいつは軽やかに鳴った。一発でマホガニーのギターが欲しくなってしまったのもしかたがないことだった。もちろん、たやすくマーチンなんぞは買えやしない。


ちょうどその頃(2002年)、日本のギター老舗のモーリスがフィンガー・ピッキングに特化したSシリーズってのを世に送り出してきた。俄然興味がわいたね。もちろんマホガニーのギターも含まれていた。Lakewoodを買った楽器店で試奏をお願いしておいたら、正式な発売前に展示品が試奏用に届いた。選んだのはS-96という、少しボディーの大き目のギター。
B-BANDのデュアル(ピエゾ+マイク)のピックアップもついていて、薄いネックと652mmのロングスケール。鳴りもよかったので、即決で予約をした。なにげにソモギに似てない事もない。(笑


しばらく満足して弾いていたが、ピックアップは使った事がなかった。だってステレオのケーブルなんか持ってなかったからね。自分で半田づけすりゃ良かったんだが、思いもしなかった間抜けさ。(笑


別の知人からは、いいギターを一本買わないか?って打診された。実はこのギターメーカーには思い入れがあった。大阪のギター仲間がギターの展示やらプロの演奏やらを企画してたので、それに参加した。今のサウンドメッセの前身に当たると思う。ここで出会ったのがAlbert & Müller(アルバート&ミューラー)のS-6。これはハカランダを使ったスロテッド・ヘッドのギターだった。まるでピアノのような音色にノックアウトされてしまった。そんなこともあって、知人宅へ伺って試奏、そのまま持ち帰るという暴挙に出た。(笑 ただし、売ってもらったのはS-3というブラックウッドを使用したタイプだったので、同じ音が出るわけではない。それでも硬いブラックウッドの音はたいそう良かった。


別にギターに飽きてしまう訳じゃあない。弾き込んでくるとどうも音に違和感が出てくる。というかなんというか。いや、単に新しいギターが欲しかっただけなのかもしれない。


S-96のネックから異音が出るようになった。フレットではない。きっとロッドだろう。メーカー送りにしても直らなかった。困ったね....。


そんな折、巷ではFurch(フォルヒ)ってチェコ製のギターの口コミで賑わっていた。調べてみると、確かに安い。けど音はどうなんだ。弾き易さはどうなんだ。確かめるために輸入代理店のスタジオ・エムへ行ってきた。


つづく.....

2018年8月7日火曜日

ヒストリーを少々(初めての高額ギター編)

今日は久しぶりに雨です。いやあ、うれしい雨ですね。これで少し涼しくなってくれるといいんですが。


一瞬にしてソロギターどっぷりはまってしまったわたし。一応、人に聴かせられるまで、どのように上達したのか?ってのを書いておこうと思う。

日本でのソロ・ギターの起源は中川イサトだと知った。彼はもと五つの赤い風船のメンバーだった。ちょうどその頃、サントリーウーロン茶のCMは奥居香(現岸谷香)があの蘇州夜曲を歌っていた。これが好きだった。ネットで調べてみると、中川イサトのTAB譜があることを知り、速攻で注文した。この曲が好きで、二胡まで始めちゃったもんね。(笑




この楽譜集にCDは付属していない。だから原曲も知らぬまま弾いていた。収録されているCD『SAYONARA』は既に廃盤になっていた。中古CDを探しまくって、手に入れたのはチェコに駐在しているときだった。今では演奏を始めるときには必ず蘇州夜曲から始める。ほぼ初めて弾いたソロ曲なので、思い入れがあるのだ。

1998年にはこんな本に出会った。内容は、岡崎倫典とか吉川忠英のソロ曲とTAB譜が掲載されていた。もちろんCD付き。

岡崎倫典は『めざめの瞬間 -Pastime-』と『雲の上の小さな島』、それに吉川忠英の『ウラハラへの道』と『アレンの草原』。いずれも画期的だった。とても一人で弾いているとは思えなかった。
最初にトライしたのは『めざめの瞬間 -Pastime-』だったが、初めてのオープンチューニングでCGDGCD。当時はクロマチックチューナーを持っていなかったので、チューニングだけでえらく時間を費やした記憶がある。それで弾けたのかって?.....無理だった。初心者にはハードルが高すぎたのだ。ならば...と次にトライしたのは『雲の上の小さな島』。こいつはレギュラーチューニングだったので、それっぽくは弾けるようになった。たしか数ヶ月は費やしたようだ。

次の年もアコースティックファンフェアへ行った。この時には、ネットを通じて知り合った近隣の知り合いができた。N氏だ。その方からのお誘いもあって、フェアの後にOFF会(演奏会)へも参加することになった。フェアを終えて、土砂降りの中を会場に向かった。場所は羽島市。某電機メーカーの施設を借りていてくれたのだ。持ち込んだのは唯一のギターだったYamaki。演奏したのは蘇州夜曲だった。これしか弾けなかったもんな。このOFF会には岸部眞明が来てた。当時はあまり知らなかったけど、プロだと聞いた。その演奏もすばらしいものだった。もちろん、参加されたアマチュアの方の演奏もすばらしかった。OFF会は明け方まで続いた。(笑 あんな風に弾けたらええなぁ....と夢心地で明け方に帰路についた。

要は、いい音楽をたくさん観て聴いて、好きな曲をたくさんコピーすること。さらに、人前での演奏をすること。できればいいギターを持つに越した事はない。高価じゃなくてもいいから、キチンと弦高が調整されたギターが必須だと思う。こんなんがギター上達の近道と言えそうだ。


その後、小松原俊・岸部眞明などのCDと楽譜を出る都度買っていった。CDの中の数曲をコピーした。弾けるようになったものやら諦めたもの、コスパは大層悪いに違いない。

なんかね、楽譜を買うと満足しちゃうんだな。ホラ、用もないのに会社の往復にビジネスバッグに書類入れて持ち帰るでしょ?それで仕事する?しないよね。それと一緒さ。(笑


そんな頃に購入したのが、マーチンOOO-28SQだった。これは、当時大須にあったSoloという店で購入した初めての高額ギターだった。もちろん中古委託品で価格は18万円。それでも抱いて寝たいくらいのモノだった。Hey Heyを弾くと、なんかEric Claptonになりきれてた。(笑

SQというのはSquare Rod(スクエア・ロッド)がネックに仕込まれているタイプ。ネックが反っても修正はできないが、反りにくく作られている。これに対してAJ(Adjustable Rod)ってのがあり、これは調整可能な一般的なもんだ。どちらがいいのかってのは、分からないが、一般的にSQは音が太いと言われているが、僕には分からない。

我々の年代ではマーチンってのは憧れだった。日本で初めて故・加藤和彦がD-45を購入した。続いてガロも買った。有名人はマーチンだった。



しばらくマーチンを弾き倒してくると、音的に満足できなくなってきた。どうも音が薄っぺらなのだ。今で言うと鳴らないギターだった。それにショートスケールのOOOタイプだと、オープンチューニングで6弦を下げるとビビるしダレるしシャープする。そんな事もあって、次の候補ギターを伺っていた。

そんな折、件の知り合いN氏から演奏会をするってお誘いがあった。OOO-28SQを持って出かけてきた。この時は小松原俊の『くじら』を演奏したと思う。その演奏会でN氏のギター(James Goodall)にはピックアップが取り付けてあった。今にして思えばマグネットをサウンドホールに付けてあっただけだったんだが、きれいに伸びるサスティーンに感激してしまった。早速、買ってきたのはこんなのだった。

まあ、あるだけマシって感じ。いよいよピックアップの泥沼にはまり込んでいくのだった。(笑

2018年8月6日月曜日

週末の道の駅めぐり

死にそうなくらい暑いです。名古屋も観測史上の最高気温を更新。これから先、地球はいったいどうなってしまうんでしょうね。


さて、この週末は久しぶりに道の駅めぐりに出かけてきた。


土曜日
いつものことながら、唐突に出発を決める。だから家内は嫌がるのだが、お構いなし。(笑
ガソリン代がかかるだの、高速代が高いだの、家内は文句を言うのだが、これは必要経費なのだ。


さて、愛知県は既に完全走破してしまったので、次は岐阜をめぐりたいのだが、先日来の豪雨で通行止め区間も残っている、なので西濃を攻める事にした。


最初の目的地は今年オープンした大野町にあるパレットピアおおのを目指した。知多半島道路で名古屋まで出て、そこから名四国道で桑名、そこからは国道258号で大垣経由道の駅へ。
やっぱり新しいところは気持ちがいいね。
美濃のモノを売る店と見当はつくが....某司会者のパクリだ
ちょうどお昼になったので、先日テレビで見てた鮎料理の店へ。
千八百円で鮎3匹ならばOK
満腹に居眠りしそうになりながら、その後めぐった道の駅は以下の通りだ。
・夜叉ヶ池の里さかうち
・星のふる里ふじはし
・夢さんさん谷汲
・織部の里もとす
・富有柿の里いとぬき
・池田温泉
合計で7箇所を制覇。しかし、岐阜県には56箇所も道の駅がある。今回でやっと15箇所。達成率はわずか27%にすぎない。まだまだ先は長いぞ。
帰路はアクアウォーク大垣で夕食、イオンモール桑名で休憩。ここは昔マイカル桑名だったところ。石榑(いしぐれ)峠(酷道421号で標高690m)に出没していたころによく立ち寄ったところだ。その石榑峠も今や三重県側からは通行できないらしい。
それから桑名を経由して川越から伊勢湾岸道~知多半島道路で帰宅した。


日曜日
怠惰な休日を過ごした。唯一ガソリンを入れて洗車をしたくらいだ。念願だったフロントガラスの内側を徹底的にきれいにしたぞ。フロントに着いた虫の死骸も除去した。
夜になって外食した後に、近所のミスドでチーズタルドを買ってきた。新製品には目がないのだ。(笑
フレンチクルーラーの二倍以上のお値段だったが、意外とアプリコットが美味かった。けど、もう買わないわ。

2018年8月1日水曜日

ヒストリーを少々(ソロ突入編)

相変わらず暑い日が続きます。あっという間に8月に突入しました。日本人に戻ってから既に4ヶ月が経ちました。早いものです。この調子で早く引退したいですね。

ソロギターはどうやって始まったんだったか。

学生時代は下宿してたから、ギターからは遠ざかっていた。再開するのは、会社へ入社してからだ。

独身寮へ入った。いまどきは考えられないけど、八畳に二人が住む男所帯だ。フォーク好き、ギター好きな連中も何人かいたので、夜はギターをかき鳴らしたりしてた。

何度か部屋を変わるうち、たまたま同室になったK氏が持っていたのが、Yamaki No.1150だった。彼が1969年製のMartin D-45の購入資金にとYamakiを買ってくれ...と打診された。当時はそんなにいいギターだとは思っていなかったけど、D-45の足しにと5万円で引き取った。

K氏は大学時代からギター弾きだった。だから上手い。よく弾いてくれたのがAnji。この曲が初めてのソロ曲だったような気がする。教えてもらって何とか弾けるようになった。残念ながら、もう忘れた。(笑 レギュラーチューニングだから、試奏の時なんか、弾けるとかっこいいぞ。
次に教えてもらったのはラグタイムギター。
K氏が買ってきたTAB譜付きのこのLP(CDじゃないよ)。これがStefan Grossmanの名前を知るきっかけだった。このラグタイムってジャンルは、なかなかに軽快でよろしいな。日本では打田十紀夫が有名だね。
こんなもんも買ってきて、The entertainerを必死で練習してた。レギュラーチューニングだから、弾けるとかっこいいぞ。
ソロだけじゃなく、K氏とはSimon & GarfunkelとかPPMとかかぐや姫とか、脈絡のない曲を一緒に弾いたり歌ったりしてた。しばらくして、K氏は結婚して寮を出た。

ほどなくして、僕も結婚して寮を出た。再びギターは沈黙する。再開したのは、1998年あたりだった。

当時、知多市に住んでいて、近くの東浦町にTime Lagってギター・ショップがあることを見つけた。そろそろギターを再開しようと思ってた矢先だった。なので、Yamakiを持っていって、メンテしてもらおうと思ったのだ。

ここではギターの濃~い話を聞かせてもらった。店長さんはかつて東海楽器に勤めてたそう。Yamakiを見せたら、バック材のハカランダに驚いていた。そこで初めてこのYamakiが凄い奴だったんだ....と認識した。(笑

同じ頃、刈谷市でアコースティック・ファン・フェアってのが開催された。超初心者には少々敷居が高いが、勇気を出して行ってみることにした。出会ったのは、中学の時の同級生と小松原俊だった。
いろんな店を覗き込んで歩いてた。ある店で品物を物色してると、何か視線を感じた。店主がじっとこっちを見てる。まけじと僕も店主を見た.....あっ、お前......!って感じでの再会だった。

彼はS.Yairiに勤めていたそうだ。矢入貞夫さんのヤイリギターね。ここが店じまいしてから、岡崎でギター屋をやっていると。だから彼の店のサイトにはS.Yairiのデータがしっかり詰まっている。

フェアでの出し物に、アーティストの演奏があった。聴いたことはなかったんだが、小松原俊のステージを申し込んでおいた。タダだったから。(笑

普通はアーティストがステージの上で観客は下にいる。当たり前だけど。ところがこの時は、スペースの都合だったのか、アーティストと観客はステージの上で膝つき合わせてた。(笑

そんな目の前で、『くじら』とか『Voyager』を聴いてしまった訳だ。そりゃあ、あーた、衝撃ですよ。

そんな訳で、一瞬のうちにソロにどっぷりはまってしまったとさ。


つづく....