2018年8月1日水曜日

ヒストリーを少々(ソロ突入編)

相変わらず暑い日が続きます。あっという間に8月に突入しました。日本人に戻ってから既に4ヶ月が経ちました。早いものです。この調子で早く引退したいですね。

ソロギターはどうやって始まったんだったか。

学生時代は下宿してたから、ギターからは遠ざかっていた。再開するのは、会社へ入社してからだ。

独身寮へ入った。いまどきは考えられないけど、八畳に二人が住む男所帯だ。フォーク好き、ギター好きな連中も何人かいたので、夜はギターをかき鳴らしたりしてた。

何度か部屋を変わるうち、たまたま同室になったK氏が持っていたのが、Yamaki No.1150だった。彼が1969年製のMartin D-45の購入資金にとYamakiを買ってくれ...と打診された。当時はそんなにいいギターだとは思っていなかったけど、D-45の足しにと5万円で引き取った。

K氏は大学時代からギター弾きだった。だから上手い。よく弾いてくれたのがAnji。この曲が初めてのソロ曲だったような気がする。教えてもらって何とか弾けるようになった。残念ながら、もう忘れた。(笑 レギュラーチューニングだから、試奏の時なんか、弾けるとかっこいいぞ。
次に教えてもらったのはラグタイムギター。
K氏が買ってきたTAB譜付きのこのLP(CDじゃないよ)。これがStefan Grossmanの名前を知るきっかけだった。このラグタイムってジャンルは、なかなかに軽快でよろしいな。日本では打田十紀夫が有名だね。
こんなもんも買ってきて、The entertainerを必死で練習してた。レギュラーチューニングだから、弾けるとかっこいいぞ。
ソロだけじゃなく、K氏とはSimon & GarfunkelとかPPMとかかぐや姫とか、脈絡のない曲を一緒に弾いたり歌ったりしてた。しばらくして、K氏は結婚して寮を出た。

ほどなくして、僕も結婚して寮を出た。再びギターは沈黙する。再開したのは、1998年あたりだった。

当時、知多市に住んでいて、近くの東浦町にTime Lagってギター・ショップがあることを見つけた。そろそろギターを再開しようと思ってた矢先だった。なので、Yamakiを持っていって、メンテしてもらおうと思ったのだ。

ここではギターの濃~い話を聞かせてもらった。店長さんはかつて東海楽器に勤めてたそう。Yamakiを見せたら、バック材のハカランダに驚いていた。そこで初めてこのYamakiが凄い奴だったんだ....と認識した。(笑

同じ頃、刈谷市でアコースティック・ファン・フェアってのが開催された。超初心者には少々敷居が高いが、勇気を出して行ってみることにした。出会ったのは、中学の時の同級生と小松原俊だった。
いろんな店を覗き込んで歩いてた。ある店で品物を物色してると、何か視線を感じた。店主がじっとこっちを見てる。まけじと僕も店主を見た.....あっ、お前......!って感じでの再会だった。

彼はS.Yairiに勤めていたそうだ。矢入貞夫さんのヤイリギターね。ここが店じまいしてから、岡崎でギター屋をやっていると。だから彼の店のサイトにはS.Yairiのデータがしっかり詰まっている。

フェアでの出し物に、アーティストの演奏があった。聴いたことはなかったんだが、小松原俊のステージを申し込んでおいた。タダだったから。(笑

普通はアーティストがステージの上で観客は下にいる。当たり前だけど。ところがこの時は、スペースの都合だったのか、アーティストと観客はステージの上で膝つき合わせてた。(笑

そんな目の前で、『くじら』とか『Voyager』を聴いてしまった訳だ。そりゃあ、あーた、衝撃ですよ。

そんな訳で、一瞬のうちにソロにどっぷりはまってしまったとさ。


つづく....

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